昔はのぉー
再結成どころか、来日公演まで決定しそうなTHE POLICEのドキュメンタリー「ポリス インサイド・アウト」(3月公開)。ドラムのスチュアート・コープランドが当時ホームビデオで撮りためていた映像を編集、みずから監督・ナレーションを務めています。そのため、この手のドキュメンタリーには珍しく、外部の客観的視点がゼロで、完全に内部からの視点に終始。そのせいか、お年寄りの思い出話のような、奇妙なまったり感がある。映像はもともと彼個人所有のものなのだから貴重で、ファンにはたまらないだろう。が、今となってはポリスに対してほとんど思い入れがない、そんな自分には正直ツラかったな。
そんなスチュおじいちゃんの思い出話の中でも、面白かったのがプロモーションビデオの撮影についての発言。“プロモ・ビデオの主役はボーカルだ。ギタリストもまあ、格好がつく。でもドラムは何をすりゃいいんだ…"とグチるところ。たぶん外部の人間が監督をしたら、こういう人間クサいところを切り口にすると思うのだが…。
ポリスに関しては、当時流行ってたから一時期やたらと聴いてた時期もある。なので、曲自体は懐かしいなあ…とノスタルジックな気分に浸れたのも事実。
ジャケは1978年リリースの1stアルバム『OUTLANDOS D'AMOUR』。これに収録された『NEXT TO YOU』『SO LONELY』のライブ・フッテージ(もちろん初期の)が映画には挿入されているが、この部分だけはノスタルジーよりも“かっちょえー!!"が先立った。
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