2007-01-01から1年間の記事一覧

次はキンクス祭!?

アメリカでは今週末からウェス・アンダーソンの『ライフ・アクアティック』以来の新作『THE DARJEELING LIMITED』が公開される。以下がそのトレーラー。 自殺未遂騒ぎが記憶に新しいオーウェン・ウィルソンにエイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツ…

祭間近

この秋アルバムがリマスター化されたり、週明けにはイギリスで“LOVE WILL TEAR US APART”がシングル化されたりと、なんだかJOY DIVISION周辺が騒がしいなあと思っていたら、故イアン・カーティスの伝記映画『CONTROL』(2006年2月13日のエントリーも参照を)…

青春スラッシャー

今年1月、アメリカで見たリメイク版『ヒッチャー』が11月に日本でも公開される。内容については、1月23日のエントリーを参照していただくとして、日本語字幕付きで改めて見直しても、やはり面白かった。ルトガー・ハウアーの冷血ぶりも凄かったけど、ショ…

女のデス・ウィッシュ

先週末アメリカで封切られ、日本では11月に公開されるジョディ・フォスターの最新主演作『ブレイブ・ワン』は、女性版『狼よさらば』といえそうなアクション。ジョディの主演で、ニール・ジョーダンが監督しているとなれば、メッセージ性が強いかと思いきや…

これも未公開か!?

今週末から全米公開されている『MR. WOODCOCK』はコメディーで、これも定石どおりビデオスルーになりそうな内容。子供のころに散々シゴかれたバスケット・コーチ(ビリー・ボブ・ソーントン)が母親の再婚相手(スーザン・サランドン)になることを知り、それ阻…

聴いたことあるような…

ジム・キャリー主演の『ナンバー23』(11月公開)は、“23”という数字に取り付かれた男の狂気スレスレの心理状態を描くスリラー。一冊の自費出版小説と出会ったことで、誕生日の数字を足してみたり、宗教的・科学的な事象に気づいたりしながら、“23”という数…

早くも…

9.11にゴシップ・ネタを書くのは恐縮ですが、キルスティン・ダンストがレイザーライトのボーカル、ジョニー・ホーレルと早くも破局したそうな。http://eiga.com/buzz/show/8673 今年4月、『スパイダーマン3』のキャンペーンで来日したキルスティンにジョニ…

ポップ諜報員

イギリス製のティーン・スパイ・アクション『アレックス・ライダー』(10月公開)のお話。 敏腕スパイだった亡き叔父(ユアン・マクレガー)に代わる存在として、MI6にスカウトされたティーンエージャーのアレックス。教育の現場にPCで革命をもたらす見…

ビートルズさらに

ジョン・レノン関連の作品が続いたが、日本公開がいつになるのか気になっているビートルズ関連作がもうひとつある。来週全米で公開される『ACROSS THE UNIVERSE』がそれ。 1960年代を背景に、反戦運動の波に飲み込まれる男女の恋を描いたミュージカルで、歌…

余計だった章

昨日に続いてジョン・レノン関連作を。やはり12月に公開される『チャプター27』は、ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンの、犯行におよぶまでの3日間に迫ったドラマ。ジャレッド・レトが30キロも体重を増やしてチャプマンを演じている。 ジョン・…

反体制者としてのジョン・レノン

今年の12月はジョン・レノン関連の映画が2本公開されますが、そのうちのひとつ『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』の話を。これはタイトルのとおり、ジョン・レノンとアメリカの長きに渡る闘いを追ったドキュメンタリー。 ビートルズ時代の“キリストよ…

オープン

ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』をハリウッドでリメイクした『幸せのレシピ』(9月公開)は、肩の凝らないラブストーリーで好感が持てた。 主人公はNYにあるレストランの女性シェフ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)で、料理に情熱を傾けるために周囲の…

ゴッド・ハンド!

1960年代にポップ・スターのキャリアをスタートさせ、当時のミック・ジャガーの恋人としてゴシップ欄を賑わせたうえに、ブライアン・ジョーンズに次いで天国にいちばん近いジャンキーとなるほどだったマリアンヌ・フェイスフル。70年代後半にカムバックして…

今やシリーズの顔

『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』に続く“ジェイソン・ボーン”シリーズ第3弾『ボーン・アルティメイタム』は、前作に続いてまたもや傑作。今回は、ボーンが失われた記憶をたどって、彼を亡き者にしようとするCIAと攻防を繰り広げ…

とっつかまった!

『ショーン・オブ・ザ・デッド』で名を上げ、『グラインドハウス』のフェイク予告編も手がけたエドガー・ライト監督の『HOT FUZZ』の輸入DVDが到着。この映画については、1月24日、2月18日のエントリーでも触れたが、いやはや期待にたがわぬ快作でした。 …

こんな伝記映画も進行中

ビートルズが登場する以前のブリティッシュ・ロック黎明期を代表するプロデューサー、ジョー・ミーク/JOE MEEKの伝記映画『TELSTAR』の製作が、イギリスで進められている。 ジョー・ミークは、この映画のタイトルにもなったTORNADOSの“TELSTAR”や、JOHN LEYT…

インテリ注入

サディスティック・ミカ・バンドの今年の再結成コンサートを中心に新作のレコーディング風景やインタビューをまじえたドキュメンタリー『sadistic mica band』(10月公開)を観る。 実は再結成して新譜まで出していたなんて、恥ずかしながら知らなかったのだが…

チョイ意地悪

大ヒット・ミュージカルを映画化した『ヘアスプレー』(10月公開)は全米での評判どおり、確かに面白かった。ミュージカル版の元ネタが奇才ジョン・ウォーターズによる同名映画であることは周知の通り。実は個人的に、このウォーターズ版が大好きなので、今…

グラインドハウス体験

クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの共同監督作で、一週間限定公開の『U.S.A.バージョン グラインドハウス』を観る。来月から別々に公開される『デス・プルーフ』『プラネット・テラー』各作品については各々ふれたので改めて書かない…

新世代スクリーム・クイーン!?

最近気になっている女優のひとりがアグネス・ブルックナーさん。日本で劇場公開されている出演作には『完全犯罪クラブ』『ヘイヴン/堕ちた偶像』があるが、それらよりも個人的にはスクリーム・クイーンとしてのイメージが強く、日本ではビデオスルーだった…

誰のせいでもない

久しく聴いていなかった曲を映画の中でふと耳にすることはよくあるのだが、最近“うわっ、懐かしい”と思ったのがHOWARD JONES、1985年のヒット曲“NO ONE IS TO BLAME”(ヘンな邦題が確かついていたはず)。11月に日本公開される『ウェイトレス〜おいしい人生の…

Make air not war!

10月公開の『エアギター エピソード0』は、素直に“面白かった〜”と言えるドキュメンタリー。世界大会出場に懸ける米国人青年ふたりを中心の行動を追いかけながら、エアギターの魅力存分に見せ付ける一作です。 フィンランドで毎年行なわれているエアギター…

バカ宣言

おそらく今週末の全米興行収入成績で、初登場ナンバーワンとなるであろう『SUPERBAD』。『40歳の童貞男』のジャド・アパトウ監督がプロデュースを手がけた青春コメディーで、かなり能天気な予感。しかし、そんな内容であり、またノー・スターだから日本では…

ホラー・リメイク一覧

『ヒッチャー』のリメイク版の公開が今秋に決定し、全米では『ハロウィン』のロブ・ゾンビによるリメイク版公開が月末に控える昨今。他にも『HILLS HAVE EYES』(もちろん『サランドラ』のリメイク)、『ゾンビ3D』(『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』…

アツい時期

都内では11月にレイトショーで公開される予定の『ノヴェム』は、地味な公開ではあるが、なかなか面白い佳作。1973年に、わずか6日間しか存在しなかったロックバンドの正体を追う擬似ドキュメンタリー。 ことの発端は現代、ひとりの大学生が当時のオープンリ…

真のトリビュート

2004年9月12日、ジョニー・ラモーンが世を去る3日前にLAで行なわれた、RAMONESの生誕30周年(そして前立腺ガンと闘病中のジョニーへの激励の意味も含む)トリビュート・コンサート。その模様を中心に、出演者や関係者のイタンビューを織り込んだドキュメン…

いい娘じゃないか

今週はエリシャ・カスバートに取材をしました。新作『キャプティビティ』のキャンペーンで来日していて、この映画や『24』のちょっと高飛車なイメージが染み付いていたので、どんなもんじゃろと思っていたら、マジメで地に足の付いた女の子でした。 この人に…

うるせいやつ

昨日は『ラッシュアワー3』のエンディング、NG集について触れましたが、今日は冒頭について。 このシリーズに欠かせない、ジャッキー・チェンのパートナー、クリス・タッカー。そんな彼が、今回は刑事ではなく交通警官に格下げとなって登場。で、冒頭、ヘッ…

昨夜の大騒ぎ

ジャッキー・チェンがハリウッドで主演した人気シリーズの最新作『ラッシュアワー3』が全米では今週末、日本では今月末に公開される。シリーズのファンの期待を裏切らぬ内容。ジャッキーとクリス・タッカーのコンビネーションも楽しいし、エッフェル塔を舞…

眠くて良いことなどない

10月に日本公開される『ナルコ』はフランス映画らしからぬ、気取りの少ないダメ男映画で好感が持てた。 主人公は、不意に眠りに襲われる病気=ナルコレプシー(『マイ・プライベート・アイダホ』のリバー・フェニックスが患っていたアレ)に悩まされる男(ギ…