2006-01-01から1年間の記事一覧

Wild one?

ディズニー年末の勝負作はCGアニメーション「ライアンを探せ!」。NYの動物園から間違いでアフリカに連れ去られた息子を追って、父親ライオンが冒険を繰り広げるというお話。ぶっちゃけ、「マダガスカル」に「ファインディング・ニモ」を掛け合わせたよ…

アダム・サンドラーの好きなバンド 2

アダム・サンドラーはJ. GEILS BANDのファンに違いない。「もしも昨日が選べたら」で、バーのキス・シーンでアルバム『FREEZE FRAME』のTシャツを着ていたから。こんなもの、今どき買えないぞ。というか、ワシも欲しい…。 「ウェディング・シンガー」ではめ…

アダム・サンドラーの好きなバンド

前々日に続いてアダム・サンドラーの新作「もしも昨日が選べたら」の話。 80'sネタ以外もいろいろあって、昨日ジャケだけ載せたTHE STROKES『SOMEDAY』はサンドラーが自転車で会社に向かうシーンでフィーチャー。また、彼が万能リモコンを買いに行こうとする…

お茶濁し

コレも「もしも昨日が選べたら」で使われていました→ コモ・テ・ヤマ? (DVD付 初回生産限定盤)アーティスト: アルバート・ハモンド・ジュニア出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=発売日: 2008/08/06メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る

変わったような変わらぬような

アダム・サンドラーの最新主演作「CLICK」は、「もしも昨日が選べたら」なる邦題で9月に日本公開されます。確かに泣きの要素もあるが、こういうタイトルを付けなければならないのは、アメリカン・コメディーに冷たい日本の興行の現状を表しているかのようで…

ディズニーのスポ根路線

今週末の全米興行収入成績は、大きな動きがありそう。金曜日の数字だけ見ると、先週初登場1位だった「スネーク・フライト」は凄い勢いで急降下しそうで、ちょっと寂しい。まあB級映画の宿命という気もしないでもないですが。 変わって1位の座につくと思わ…

悲喜こもごも

左サイドバー記載の<日本公開祈願中>内に入っていた「DEVIL'S REJECTS」「HOSTEL」が、日本公開が決定したため、それぞれの時期に移しました。「DEVIL'S〜」→邦題「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」、「HOSTEL」→邦題「ホステル」とのこ…

忘れちゃいけませんでした

取り上げるタイミングを逸して公開中になってしまった「ハッスル&フロウ」。今年のアカデミー主題歌賞に輝いたナンバーはもちろん、同主演男優賞候補となったテレンス・ハワード(「クラッシュ」)の好演も光る人間ドラマです。 テレンスふんする主人公は元々…

ブルーにこんがらがって、ほどけて

M・ナイト・シャマランの新作「レディ・イン・ザ・ウォーター」(9月公開)は、奇をてらった過去のシャマラン作品とは異なるファンタジー。時おり従来のショック演出も顔を覗かせるが、唐突さもドンデン返しもなくメルヘン風に話は進む。 生活に疲れたアパ…

キャンディ・ソウル

昨日のエントリーでふれた「ブラック・ダリア」の他に、この秋日本で公開されるジョシュ・ハートネットの主演作には「ラッキー・ナンバー・スレヴィン」がある。こちらも犯罪ドラマだが、もっとトリッキーで意表を突く展開。「ギャングスター・ナンバー1」…

デ・パルマのいけず

ブライアン・デ・パルマの新作「ブラック・ダリア」(10月公開)は、ジェイムズ・エルロイの同名小説に基づくミステリー。小説の元ネタはハリウッドで現実に起きた有名な“ブラック・ダリア惨殺事件”で、女優志願の娘が胴体を切断され、口を引き裂かれた死体の…

期待どおり!

“俺は来年「SNAKES ON A PLANE」で、この賞(=MTVムービー・アワード)を受賞する。 高飛車に聞こえるのはわかってるが、知ったこっちゃねえ! 保障しよう、「SNAKES ON A PLANE」は来年のベスト・ムービーに選ばれる。 サミュエル・L・ジャクソン 2006年MTV…

ゆっくりしましょう

ジャック・ブラックの新作「ナチョ・リブレ 覆面の神様」(11月公開)は期待どおりの面白さ。腹をすかせた孤児たちのために、落ちこぼれ修道僧がプロレスラーとなって奮闘するというお話。主人公ナチョにふんしたブラックが、“マジで強くなりてえんだよ!”とい…

傷だらけのローラ

39歳独身の女性大学職員が、15歳年下の恋に落ちる…という内容の「ルイーズに訪れた恋は…」(9月公開)。主演がローラ・リニー(「エミリー・ローズ」「イカとクジラ」)だから、ただのラブストーリーではあるまいと思っていたが、案の定クセのあるお話でした…

今日もユルい感じで

ちょっと古い映画ではありますが、昨日からのビデオスルーのお笑いブラックムービーつながりで「最凶女装計画」(2004)の話を。 誘拐の危険のある白人美人セレブ姉妹に扮装し、囮捜査に挑んだふたりの黒人男性FBI捜査官の奮闘劇。特殊メイクの力を借りて女装…

そこまで愛せるか!?

アイス・キューブ主演の劇場未公開作「ボクらのママに近づくな」は、お盆休みにはうってつけのユルい感じのファミリー・コメディ。アイス・キューブふんする子供嫌いの独身男が、美貌のシングルマザーに恋をしたものの、そのふたりの子供はパパと復縁を信じ…

この税金泥棒!

マイケル・ダグラス主演によるポリティカル・サスペンス「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」(9月公開)のお話。 ダグラスふんするは大統領の警護にあたるベテランのシークレット・エージェントで、キム・ベイシンガー演じる大統領夫人と不倫関係にある。ある…

今週末の全米公開作

今週末の全米興行成績で、間違いなく初登場ナンバーワン・ヒットとなるであろうコメディー「TALLADEGA NIGHTS: THE BALLAD OF RICKY BOBBY」。初日(8月4日)の1800万ドルという興行収入は、先週1位となった「マイアミ・バイス」の初日の数字のほぼ倍。ア…

男女の世界

昨日に続いて、今月公開の「キンキーブーツ」のお話。 ドラァグクイーンがキーマンとなり、そこに向けられた偏見も描かれているので、性別ということに敏感になってしまう映画だが、ここではJAMES BROWNの泣きのバラッド『IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WROLD』…

この靴で、する?

ご無沙汰です。一週間ぶりの更新、まずはイギリス映画「キンキーブーツ」(8月公開)から。 倒産寸前の田舎の靴工場を立て直そうと、亡き父からこれを継いだ青年はドラァグクイーンとの出会いから、キンキーブーツの製造を思いつく。“私たちが作るのはブー…

ひとつの愛

ボブ・マーリィのナンバーからタイトルを拝借したジャマイカ製ラブストーリー『ONE LOVE』(9月公開)のお話。 ラスタファリアンのレゲエ・アーティスト(ボブ・マーリィの息子キマーニ・マーリィが演じる)と、厳格な牧師を父に持教会のゴスペル・シンガー。…

規格外の人

音楽ドキュメンタリー映画のここ1、2年の充実ぶりには目を見張るものがあるが、「悪魔とダニエル・ジョンストン」(9月公開)も面白い一編でした。 シンガーソングライターであり、画家、映画監督でもあるダニエル・ジョンストンは躁うつ病と戦いながら、…

ちょっとヒマネタ

今月号のレコードコレクターズはブライアン・ジョーンズ特集だった。読んでいると、やはりストーンズが聴きたくなってしまうもので、週末はずっと60年代のストーンズ漬け。で、聴いていて“そういえば…"と思い出したことがあり、映画「ザ・ロイヤル・テネンバ…

闇深きマイアミ

9月に公開される映画「マイアミ・バイス」について調べ物をしていたら、下記のサイトに行き当たった。TVシリーズを詳細に渡って解説しているところで、基本解説からマニアックな方面までフォロー。作った方の愛情が隅々にまで行き渡っています。 http://m…

困った人たち

昨日の続き。「イカとクジラ」のダメ男たちについてです。 この映画の時代背景は1986年ごろ。ピンク・フロイドの『HEY YOU』を自作曲と偽り、ハイスクールの発表会で歌った男の子は確かに背伸びしている感がある。というのも、この子のガールフレンドの部屋…

次のウェス・アンダーソン!?

前回のエントリーでタコ、タコ言った反動ではないけれど、今日は『イカとクジラ』(11月公開)という映画のお話を。「ライフ・アクアティック」でウェス・アンダーソンとともに脚本を手がけたノア・バームバックの初監督作で、彼の自伝的要素が強い物語。 落…

次はキースVSボウイ

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』に登場する悪役の船長は、タコを頭にくっつけたようなグロいルックスの持ち主だが、その名をデイヴィー・ジョーンズという。で、この名前はモンキーズのボーカリストや、デビッド・ボウイの本名(D…

愛しのロイス・レイン

昨日のエントリーで“スーパーマン”と名のつく曲って結構あるもんだな…と思ったが、ならばヒロイン、ロイス・レインもあるのでは!?と考えてみて、やっと思いついたのがFARRAHの『LOIS LANE』。“君が僕のロイス・レインになったら、僕は君のスーパーマンになる…

帰ってきたスーパーマン

「スーパーマン・リターンズ」(8月公開)ではジョン・ウィリアムズの、あのメインテーマが冒頭でしっかり鳴り響く。久しぶりなので、これにはワクワクさせられた。同時にこれは正当な続編であることを主張しているのだが、1987年の前作「スーパーマン4 最…

しゃぶってもいいんです

昨日に続いてTHE POLYPHONIC SPREEの話を。秋公開の「サムサッカー」では、ポリフォニック・スプリーの中心人物ティム・ディラフターが音楽を手がけているが、これがまんま彼らの音になっていて、ほのぼのと優しく情感を高めている。 デザイナー、ミュージッ…