2009-01-01から1年間の記事一覧

打ち止めるのが勿体ない

ジェイソン・ステイサム、もうひとつの続編『アドレナリン2:ハイ・ボルテージ』は9月の日本公開が決定。前作のラストでヘリから落下してアスファルトに叩きつけられた、ステイサムふんするシェブ・チェリオスは、それでも死んでなかった! 前作ではアドレ…

チープ・スリル

前回のエントリーに続き、8月公開のヨーロッパコープ作品を。日本でもソコソコの成功を収めているジェイソン・ステイサム主演、人気シリーズの最新作『トランスポーター3/アンリミテッド』。 ステイサムふんするプロの運び屋フランク・マーティンが今回は…

ゆっくり行きたい

晩夏〜初秋、リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープの製作作品がドドッと公開される予定。『ゴー・ファースト/潜入捜査官』(8月公開)はその中のひとつ。 ”ゴー・ファースト”とはスペインからパリへ、時速200キロでハイウェイを駆け抜けるドラッグ…

なぜにこの曲が!?

ドリームワークス・アニメーション初の3D作品『モンスターVSエイリアン』(7月公開)は、すでに全世界で3億5千万ドル以上の興収を上げている注目作。日本ではイマイチふるわないドリームワークス・アニメだが、これが突破口になるのか!? 隕石に接触し…

速っ!

いよいよ今週末、世界最速・日本公開となる『トランスフォーマー:リベンジ』。前作の主人公サムは大学生となり、キューブの欠片に触れてしまったことからサイバトロン語が頭の中をかけめぐるようになって、またしてもオートボットVSディセプティコンのバ…

I’ll Be Back

”戻ってきたぜ!”というワケで、今週末公開の『ターミネーター4』。 賛否両論はあると思うが、”審判の日”以後、すなわち暗黒の未来の描くこと自体画期的で、シリーズの新展開としては悪くない。ただ、主人公として描かれるべきジョン・コナー以上に新キャラ…

WILD WILD LIFE

GW前のドタバタに追われているうちに、気がつけば今月はまだ更新していない…のはさすがにマズい。取り急ぎ、更新。 LA出張で今日帰国したんだけど、現地では先週末の全米興行チャートで1位になったビヨンセ、アリ・ラーター共演のスリラー『OBSESSED』…

ポップ職人再評価

ヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマー製作の『お買い物中毒な私!』(5月公開)は、ブランド物買いが止められない若い女性の困った日常を描いたコメディー。 ファッション誌の編集の仕事を夢見るヒロイン(アイラ・フィッシャー)はタイトルどおりの買…

さらにモータウン

昨日に続いてモータウン話。5月に公開されるロバート・ダウニーJr.、ジェイミー・フォックス共演の『路上のソリスト』でもモータウンのヒット曲が聴けた。 LAタイムズの記者の実体験に基づいたシナリオを、『つぐない』のジョー・ライト監督が映画化した…

1964年、モータウン

Hip-Oというリイシュー・レーベルがあり、そこで4年ぐらい前からMOTOWNの歴代シングルを全収録したコンピCD『THE MOTOWN COMPLETE SINGLES』が半年に一度ぐらいのペースで発売されている。基本は一年分のシングルのA・B面を収録、毎回CD5〜6枚組(…

休日のバカ映画・3日目

昨日記した『愛の伝道師 ラブ・グル』のマイク・マイヤーズとラジー賞の主演男優賞を争い、惜しくも敗れたエディ・マーフィ。その対象作『デイブは宇宙船』は、休日に頭をカラっぽにして見るにはうってつけの一本。 『ナッティ・プロフェッサー』などでひと…

休日のバカ映画・2日目

今年のラジー賞を独占、DVDスルーもある意味納得の(?)マイク・マイヤーズ主演作『愛の伝道師 ラブ・グル』。マイヤーズにしてみれば『オースティン・パワーズ』シリーズ以来のバカ映画だが、割り切って見ればソコソコ面白い。ヒロイン、ジェシカ・アルバもか…

休日のバカ映画

全米では現在、ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演、アンディ・フィックマン監督のディズニー製SFファンタジー『RACE TO WITCH MOUNTAIN』がヒット中だが、この監督・主演コンビは前作『ゲーム・プラン』に続いて全米ナンバーワン・ヒット作を放った…

WBCを超えた!

ホラー大好き、バンパイアも好きな自分でも、さすがにコレは…と思えるほど、ロマンチック過ぎる全米大ヒット作『トワイライト/初恋』(4月公開)のお話。 父と暮らすために田舎町に越してきたハイスクール・ガール(クリスティン・スチュアート)が、謎めい…

70年代検証その2

これまたアカデミー賞ノミネート作品で、ショーン・ペンが主演男優賞の栄冠に輝いた『ミルク』(4月公開)の話。 ゲイであることを公言して、米国で初めて公職に就いた活動家ハーヴェイ・ミルクの生涯は、その名を冠したドキュメンタリー映画でも語られたが、…

70年代検証その1

アカデミー賞にノミネートされた今月公開の『フロスト×ニクソン』は、ウォーターゲート事件で失脚した後のニクソン元米大統領へのインタビューに挑むTV司会者デビッド・フロストの奔走を実話に基づいて描いた実録ドラマ。『天使と悪魔』も控えるロン・ハワー…

口論エンタメ続々

『レボリューショナリー・ロード』やら『ダウト/あるカトリック学校で』やら、今年の米賞レースは”口論”が緊張感を醸し出す映画が多かったが、ジョナサン・デミの久々の新作『レイチェルの結婚』(4月公開)もそのひとつ。アン・ハサウェイは本作でアカデ…

オプティミストの行き止まり

アカデミー賞こそ逃したものの、全米の映画賞で主演男優賞を独占したミッキー・ロークの渾身の演技が光る『レスラー』(6月公開)は、枯れた男気にグッとくる泣きの一作! これまではインテリクサさが、ちょっと鼻についてたダーレン・アロノフスキー監督だが…

全肯定

ジム・キャリーがお得意の顔面芸に加え、ハートウォーミングな笑いを提供してくれる『イエスマン "YES"は人生のパスワード』(3月公開)のお話。 離婚以来、人付き合いを避けるようになった銀行員(ジム・キャリー)が友人に誘われ、何を言われても”ノー”と言わ…

若ハゲの至り

昨秋公開された『BOY A』は久々に『さらば青春の光』にも通じるノー・リターン青春映画だったが、今週末公開される『THIS IS ENGLAND』も、ある地点を超えると後戻りできなくる思春期の現実に、切なさを込めた傑作。『家族のかたち』のシェーン・メドウズ、…

かっけー

3月日本公開、ザック・スナイダー監督による、話題のグラフィックノベルの映画化『ウォッチメン』。エンドクレジットが始まるや、ガツーンと流れるのがMY CHEMICAL ROMANCE"DESOLATION ROW"。ボブ・ディランがアコースティックで奏でた同名曲を思いっきりビ…

のどかになれなくて

昨夏、大作ひしめくアメリカで低予算ながらスマッシュヒットを記録したスリラー『THE STRANGERS』が『ストレンジャー/戦慄の訪問者』の邦題で4月の日本公開が決定。これ、実話に基づく映画で、しかも救いがない。つまりマジで怖い映画…と言えるワケです。 …

姐御登場

『ソウ』シリーズを4作目を最後に卒業したダーレン・リン・バウズマン監督の新作『REPO!』(3月公開)は、映画監督としてデビューする以前に彼が演出を務めた舞台ミュージカルの映画化。『スウィーニー・トッド』と同様に血みどろでゴシック感はある…

青春の鬼門

昨日に引き続きリメイク・ホラー。バレンタインデーにタイムリーに公開される『ブラッディ・バレンタイン3D』は1981年の『血のバレンタイン』のリメイク。そしてタイトルどおりの3D映画であります。 炭鉱の町で起こった爆発事故で命の危機に瀕した炭鉱夫…

甦る80年代

今週はホラー・ウィークだ! というわけで、タイトル通りの初日で劇場公開される1980年製映画のリメイク版『13日の金曜日』の話。製作プロダクションはもちろん、マイケル・ベイ率いるホラー・リメイク乱造メーカー、プラチナム・デューンズ! 舞台はおなじ…

80年代から成長できず

これもDVDスルーかよ…という感じの『俺たちステップ・ブラザース/義兄弟』は、ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー共演、ジャド・アパトー(『40歳の童貞男』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』の監督)製作によるアダルトチルドレン・コメディー…

and I feel fine

久しぶりにレンタルビデオ屋に行ったら、『ドニー・ダーコ』のリチャード・ケリー監督の新作『サウスランド・テイルズ』が日本では劇場公開されぬままDVDになっていたのに驚く。で、いそいそと借りてみました。 舞台はテロ対策に基づく愛国者法によって人…

帰ってきた! その2

俺たちのガイ・リッチーが帰ってきた!と思わずにいられない『ロックンローラ』(2月公開)。高給取りの奥方との蜜月の間、迷走し過ぎの映画ばかり撮っていたが、離婚効果か完全復活。『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』以来の…

帰ってきた!

俺たちのイーストウッドが帰って来た!と思わずにはいられない『グラン・トリノ』(4月公開)。監督とともに主演を兼ねるのは『ミリオンダラー・ベイビー』以来4年ぶり。監督に専念した『チェンジリング』も確かに良い映画だが、自分はこんな"俳優"イーストウ…

アシッド・キング&クイーン

ニューヨークの動物園の人気者たちが、マダガスカルの大自然の中で悪戦苦闘するさまを描いた、ドリムースワークスのヒット・アニメ『マダガスカル』。その続編『マダガスカル2』の日本公開が3月に決定。ライオン、シマウマ、カバ、キリンの前作でおなじみ…