2008-01-01から1年間の記事一覧

必見馬鹿アクション

待ちに待った『シューテム・アップ』が、いよいよ5月日本公開される。輸入DVDで見て以来、こりゃスクリーンで見なきゃと思っていた逸品アクション。 凄腕の拳銃使い(クライヴ・オーウェン)が、ギャングに追われる妊婦を救ったことから大きなトラブルに…

この続編を歓迎するのは自分だけ!?

こんなの作られてたんだ…と思わずにいられない『クライモリ/デッドエンド』。森に潜む醜悪な殺人鬼一家の凶行を描きいた『悪魔のいけにえ』直系のホラー『クライモリ』の続編で、アメリカでもそうだったが日本でも4月、DVDスルーでリリースされる。 今…

マメになりたい

DVDで『モテる男のコロし方』を観賞。アメリカの現代的な学園生活を垣間見ることができる、肩肘の張らないコメディーでした。 主人公は、学園では目立たない地味な女の子(ブリタニー・スノウ)。彼女は学園一のプレイボーイが、タイプの異なる美女3人に…

良い週末を

前日のエントリーに続いてジェシカ・アルバのお色気コメディー『噂のアゲメンに恋をした!』の話。 自身のアゲメン伝説が広まって、主人公チャックは、女性が押しかけるウハウハ生活を最初こそ満喫していたものの、やがて誰も自分を本気で愛していないことに…

呪いのゴス娘

前日のエントリーに続いて、今日も1980年代。ジェシカ・アルバがR指定のラブコメディーに挑むということで注目されていた『GOOD LUCK CHUCK』が、『噂のアゲメンに恋をした!』(5月公開)という凄い邦題で日本公開決定。 主人公のチャックは成功した歯科医…

バカ映画御用達

『俺たちフィギュアスケーター』の次はピンポンだ!…というワケではないが、卓球を題材にしたバカ・コメディー『燃えよ!ピンポン』が今月末、公開される。これも昨夏の全米公開から随分と経ったけれど、楽しみにしていた一作。 かつて天才卓球少年と呼ばれ…

救いナシ

アカデミー賞主演女優賞にジュリー・クリスティがノミネートされたことで注目された『アウェイ・フロム・ハー/君を想う』は、アルツハイマー病に冒された妻と、その夫の愛の葛藤を描いたドラマ。『死ぬまでにしたい10のこと』(5月公開予定)でおなじみの女…

ロードハウス・ブルース

盲目のブルース・ギタリスト、ジェフ・ヒーリーが亡くなった。享年41歳。http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=18287 熱心なファンではなかったけれど、ファースト・アルバム『SEE THE RIGHT』(→)は発表時の1988年あたりはよく聴いた。翌年、日…

イッツ・フリーキー!

1960年代ポップ・カルチャーのアイコンとなった、アンディ・ウォーホルのミューズ、故イーディ・セジウィックの短い生涯を描いた『ファクトリー・ガール』(4月公開)の話。 カリフォルニアの名家の娘で絵を志していたイーディ(シェナ・ミラー)はニューヨーク…

GO RAZZIE!

明日はアカデミー賞、でもその前にラジー賞、というワケで発表された、最低映画に贈られる今年のゴールデン・ラズベリー賞。リンジー・ローハン主演のスリラー『I KNOW WHO KILLED ME』がラジー史上初の8部門制覇を成し遂げた。 小説を書くことが好きな令嬢…

元々フロントマンでしたか

ジョイ・ディヴィジョンのフロントマン、故イアン・カーティスの生涯を描いた『コントロール』(2007年10月24日のエントリー参照)の公開が迫ってきた。 最近知ったんだけど、イアン役のサム・ライリーは、10000THINGSのボーカリストだった…といっても知らな…

荒野へ

アカデミー賞のノミネートに名を連ねているポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ザ・ブラッド』(4月公開)、アカデミー賞には無視されたけれど、評価は極めて高いショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ウエスト』(秋公開)。どちら…

イースウッドに倣え

アカデミー賞では完璧に無視されてしまったけれど、全米の映画賞ではソコソコ頑張っていた『さよなら。いつかわかること』(4月公開)は、評判どおりの良い映画。イラク戦争に出征していた妻を亡くし、遺された夫が、その事実を幼い娘たちにどう伝えようか悩…

ジャンプ覚え書き

前回のエントリーに続き『ジャンパー』。忘れないうちに2か所の個人的燃えどころをメモ。 世界中をぴょんぴょん飛びまくってる主人公の勢いそのまま…というか、加速の役割を果たすべく…ノリのいい曲が聴こえてくる。主人公が銀行の金庫に潜入してお金を失敬…

ぶっ飛び

先週末全米興行チャートで初登場1位となったSFアクション『ジャンパー』(3月公開)のお話。 目にした場所なら世界の何処へでも瞬間移動できる人々、通称ジャンパー。そんな能力に目覚めた青年(ヘイデン・クリステンセン)が、ジャンパーを狩る狂信的一派と…

スカスカですね…

デビッド・クローネンバーグの新作『EASTERN PROMISES』は、いったいいつ日本公開になるのやら。前作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』ほどアカデミー賞では騒がれていないけれど、主演男優賞ノミネートのヴィゴ・モーテンセンは、なるほどの大熱演を見せ…

ストレーンジ!

CSをつけっぱなしにしていたら、懐かしい『ロストボーイ』をついつい最後まで観てしまった…。久しぶりに観たけど、やっぱり面白れー。 田舎町にある母の実家に引っ越すことになった少年が、不良少年然(リーダーは「24」でおなじみのキーファー・サザーラ…

破壊者

全米1月公開作のオープニング記録を塗り替えた『クローバーフィールド/HAKAISHA』(4月公開)。HAKAISHAという邦題は、製作のJ.J.エイブラムス(『M:i:3』の監督)の意向を反映したという。アメリカでは極力情報をシャットアウトして爆発的なヒット…

米仏連合

アメリカで人気があるという同名ゲームを映画化した『ヒットマン』(4月公開)は、タイトルどおり殺し屋を主人公にしたアクション。米FOXスタジオ主導の製作作品だが、リュック・ベッソンのヨーロッパコープが製作に絡んでいるうえに、ヴィン・ディーゼル…

ぱぱぱぱぱんこっ!

FALCO……ビルボードのナンバーワン・ソングを持つオーストリア人は他にいないんじやないだろうか。学生のころ、ディスコに行けば必ずかかってる人だったしなあ……などと思い出したのは、オーストリアでファルコの伝記映画が製作され、それが今週末に公開される…

声の顔役

フランス製『裏切りの闇で眠れ』(2月公開)は過激なフィルム・ノワール。バイオレンスもセックスも動物的で、フランス映画にしては荒々しく、しかも登場人物は徹底的に非情である点がイイ。ある意味潔く、男騒ぎのする映画。 ブノワ・マジメルふんする主人…

取り急ぎ…

今年のサンダンス映画祭で上映された作品の中に、なんとTHE HORRORSのドキュメンタリーが! イギリスのインディーズ・シーンでは既に大物の風格さえ漂わせているバンドだが、アメリカにまで飛び火しているとは。このドキュメンタリーは、彼らのアメリカ・ツ…

気恥ずかしいほどアツい

香港の鬼才ウォン・カーウァイが、初めて英語圏で撮った新作『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(3月公開)。失恋したNYの女性(人気シンガーソングライター、ノラ・ジョーンズ初主演)が一年間の旅を経て、ようやく新たな恋に目覚めるまでを描いたラブスト…

シングル化希望

今年の春休み映画の目玉『ライラの冒険/黄金の羅針盤』のエンディング・テーマをケイト・ブッシュが歌っていたとは知らなんだ。この映画、自分的には、そこがクライマックスだった…。 ケイト・ブッシュの主題歌は映画のための書き下ろし。寡作な人だが、そ…

甦るルーザー思春期

そういえば、自分もこういう生意気な高校生だったなーという思春期の甘さと苦さを、一部の人間に確実に思い出させる青春コメディー『JUNO/ジュノ』(初夏公開)のお話。アメリカではかなりヒットしているみだいだし、下馬評の高さから察するにアカデミー賞に…

中年男泣き

『バスキア』『夜になるまえに』のジュリアン・シュナーベル監督の新作『潜水服は蝶の夢を見る』(2月公開)は、フランス語映画ながら全米の賞レースを賑わせている秀作。フランスのアカデミー賞外国語映画賞候補作が『ペルセポリス』になったので、アカデ…

愛で世界は変わる

『デスノート』のスピンオフ作品『L change the WorLd』(2月公開)を見た。恥ずかしながら、映画の『デスノート』は見ておらず、原作を読んだことがある程度の知識で臨んだが、コミックとは違う展開になっていたんですな…。映画の『デスノート』は、ノートに…

そこにはいない

前回に続いて、ボブ・ディランがらみのエントリー。アメリカで高評価を受けている伝記映画『アイム・ノット・ゼア』(4月公開)のお話です。 6人の俳優がボブ・ディランを演じ分けることで話題を呼んでいたが、ディラン本人を演じるのではなく、ディランの分…

振り返ってみた

2008年最初に観た映画…というか、DVDなんだけど…は、ボブ・ディランのドキュメンタリー『ドント・ルック・バック』。昨年、購入して封を開けないままになっていたが、年末にディランの半生をモチーフにした『アイム・ノット・ゼア』(これについては後日触れ…

(ほとんど)役に立たない名言集2007 その2

昨日に引き続き、ロケンローな映画の名セリフ集2007年版。昨年下半期公開作からのチョイスです。 “人の首が吹っ飛ぶ映画ほど好きなものはない” 『封印殺人映画』 いえーぃ! “お前は仕事に祝福されている。羨ましい” 『フリーダム・ライターズ』 祝福されてー…